「普段よりワクワクする授業」 2024年ソアン プロジェクトの振り返り
立ち上げ2年目を迎えた2024年のソアンプロジェクトでは、プロジェクト数100の達成を目指して始まりました。
系列中学校の沖縄三育でもソアンが立ち上がり、2024年12月終了時で88のプロジェクトを達成することができました。
100のプロジェクトの中には、自分たちが住む街のゴミ拾いや地域探索に始まり、能登半島災害復興ボランティアやパン屋さんでの商品開発など、大小様々なプロジェクトがありました。
そんなプロジェクトを通して、生徒たちはどのように感じているのか。
中学生に2024年のソアン活動を振り返ってもらい、ソアンの活動を通してどんな能力が伸びたのか、どんなことを感じたのか、アンケートベースでその効果を紹介します。
社会貢献に興味を持ったは9割超え!
ソアンの活動を通して…
SDGsや社会貢献などの言葉が一般化してきた世の中において、若者の社会貢献への興味は社会的にも高まっていると言われています。ただ、興味があっても実行できた人たちは半数に満たないのです。
本校の生徒たちはソアンで100のプロジェクト実践を通して、9割以上の生徒が「社会貢献に興味を持った」と答えています。
社会体験が非認知能力に与える影響は?
2017年の学習指導要領改定を機に教育界で注目されている「非認知能力」。新・学習指導要領では「生きる力」とも表されている能力ですが、この力は学習テスト等で測ることのできる「認知能力」とは違ってなかなか可視化することは難しい能力とされています。
今回紹介する評価軸が世の中の正解ではなく独自の評価方法であるという前提でこの後の数値を紹介させていただきます。
本校では、ソアンプロジェクトを通して伸びた「非認知能力」として6つの項目を設定して振り返りを行なっています。
・クリエイティビティ:想像力、表現力が豊かになった
・対応力 :協調性が伸びた
・意欲 :前向きになれた
・自己認識 :自己肯定感が上がった
・メタ認知 :自分ごと化できる
・社会性 :コミュニケーション能力
生徒たちのアンケートという「自己評価」ベースにはなりますが、これら6つの項目において全体的に向上していることが読み取れます。
「認知能力」を測る学力ベースの授業だけでなく、ソアンを通した社会体験プロジェクトに参加することによって「認知能力」×「非認知能力」の両輪で成長していることがわかります。
人生の可能性を広げ自分の興味のある体験ができる(生徒の声)
最後に、実際にソアンプロジェクトに参加した生徒たちに「あなたにとってソアンとはなんですか?」と聞いた答えの一部を紹介します。
子どもたちの未来を支えてくださる「ソアンパートナーズ」
学校事業として行なっているソアンプロジェクトですが、生徒・保護者・受け入れてくださる方、だけでなくより多くの方々に支えられているプロジェクトなんです。
ソアンプロジェクトは、その理念を理解・共感してくださる「ソアンパートナーズ」という方々による協賛金でプロジェクトを運営しています。
学校への寄付、という形で資金を集めていて2024年は100万円の資金調達を達成しました。
いただいた協賛金は、交通費や備品、生徒の飲食代などの運営資金として活用させていただいています。
生徒たちの成長をバックエンドから後押ししてくださる方々を募集しています!
2025年のソアンプロジェクトにもご期待ください!