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25年度より高校では新カリキュラムが開講します!


高等学校では、全生徒選択必修科目として2つの特色ある探求科目を開講します!「ソーシャルアントレプレナー教育」「キリスト教コア探求」です。それぞれ、どのような科目なのか、詳しく紹介していきます。


コース制が進化!

広島三育学院高等学校は、普通科の学校でしたがその中で3つのコースを選べる「コース制度」を採用していました。英語力を伸ばしたい生徒向けの「国際英語コース」。理数系科目を伸ばしていきたい「数理科学コース」。そして、「総合文理コース」。コース内では、独自科目が開講され、その強みを活かして特化した能力を伸ばせる環境を提供してきました。

ネイティブ教員によるオールイングリッシュクラスが魅力の国際英語コース
少人数精鋭のクラスで通常よりも早い進度で学ぶ数理科学コース

そのようなコース制度ですが、コース制がゆえの課題もありました。
高校入学時点でコースを選択しないといけないため、その自由度の低さと主体的な取り組みが生まれづらいという課題です。

そのような課題を解決し、さらに"良いとこ取り"ができないか、と考えだされたのが25年度から新しく始まるカリキュラムです。

自らの学びで「積み上げていく」学び

新カリキュラムでは、これまでのコース制で積み上げてきた実績と知見をもとに、さらに生徒たちが主体的に学べる環境を提供することを目指して制度化されました。

コース制自体は廃止となりますが、これまで国際英語コースを選ばないと受けられなかった「オールイングリッシュ」のクラスを、一定条件を満たした生徒なら誰でも受けられるようになり、理系特化コースも「Advancedクラス」としてコースを選ばなくても誰でも選択できるようになります。
横断的に自由に選びながら積み上げていくことができるようになるのです。

コース制の"良いとこ取り”を図った新カリキュラムはより主体な学び方へ!

三育独自の「探求」カリキュラム

さらに広島三育学院の特色教育として、三育独自の「探求」教育科目を開講します。それが冒頭に紹介した「ソーシャルアントレプレナー教育」「キリスト教コア探求」という科目です。これらの科目は、高校1年時から全員が必ず選択する選択必修の科目として開講されます。

一般的な「探究」という科目は、「究める」という漢字を用いますが、広島三育ではあえて「求」という字を用います。三育教育では「究める」ことよりも「探し求める」という姿勢を生徒たちに身につけて欲しいという願いが込められています。

自分が興味ある世界も、全く触れたことのない世界も、「探し求めていく」姿勢を!

ソーシャルアントレプレナー教育

2023年度から広島三育で始まった「ソーシャルアントレプレナープロジェクト」(略:ソアン)では、スクールモットーである「Do for Others」の精神を身につけた将来の社会起業家を育成するために立ち上がった「社会体験型教育プロジェクト」です。立ち上げから1年以上がたち、これまで130以上のプロジェクトを地域をフィールドに学校を飛び出して行ってきました。そのプロジェクトを高校のカリキュラムとして実装していきます。

地域のさまざまな方々と協働し、プロジェクトを実践しています!

「ソーシャルアントレプレナー教育」では、「Project Base」「Academic Base」「English Base」の3つの分野を開講し、探求活動を行います。

・Project Baseでは、主に地域をフィールドに社会課題を解決するためのプロジェクトを企画・実践しながら探求を深めていく分野です。

・Academic Baseでは、Project Baseと連携しながら社会課題をアカデミックに探求していき、最終的にそれを論文の形にまとめていくことを目指す分野です。

・English Baseでは、探求活動を英語で実践し、翻訳や地域や教会の子どもたちを対象とした英語を使ったアクティビティの企画などをおこなっていく分野です。

上記の3分野を全員が1年ごとに選択し、探求活動を実践していきます。

キリスト教コア探求

広島三育学院の教育の根底には、キリスト教の教えがあります。キリスト教の教えとは、「他者を自分のように愛し、他者に仕える」ということに集約されます。そこから生まれた行動指針が「Do for Others in Christ」という指針です。上記で紹介したソアンも、この指針が幹となり他者に仕える人物として地域・社会課題に向き合う人材になることを目指して立ち上がりました。

「キリスト教コア探求」では、3つの分野に分かれて「Do for Others in Christ」の行動指針を学んでいきます。

医療者として働くことを志す「Christian Medical Missionaries(CMM)」
他者のために奉仕することを実践する「Adventist Christianity Training and Study(ACTS)」
本校の母体キリスト教会であるセブンスデーアドベンチストの教理を学び研究する「教理研究」の3つです。
「他者のために奉仕する」という教育目標を達成するための特色科目として開講し、ディプロマ・ポリシー(卒業認定に関する方針)を達成するための特色科目として新たに開講するのです。

新たな特色教育として!(画像差し替え:探究)

三育ならではの特色教育で「社会に貢献する人材」を輩出します

今、社会では「すでに答えのある問題を解く力」よりも、「自ら答えを作り出せる力」「問いを立てる力」が求められています。

広島三育学院は「偏差値」では決して計ることのできない子どもたちの可能性を信じています。
一見、大学受験には無意味と思われるような活動に力を入れ、時間を注いていますが、その活動こそが真の意味で人間を育て社会で生きられる力を育てていると考えています。

新しいカリキュラムは、三育の特色をさらに磨きあげる教育になっていくと信じています。

中学生のみなさん。
広島三育で、ともに未来を切り開いていきませんか?

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