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それって本当に正しいの?「前提を疑う力」 [東海大学准教授 押見大地先生]

広島三育学院中学校・高等学校は、1926年に前進の「日本三育学院」開校当初より半世紀以上「全人教育」を行う男女共学全寮制の中高一貫校です。「全人教育」とは、勉強を通して得る知識だけでなく、さまざまな活動を通して人間らしく生きていくためのすべての能力を伸ばすことを目標とした教育です。

中高年代における「全人教育」と聞くとどのようなことをイメージされるでしょうか。もしかしたら「課外活動が多くて、受験勉強の時間が足りない」というイメージを持っている方も少なくないでしょう。

日本における大学受験は、長らくいわゆる学力テストを利用する一般受験がメインとなっていました。しかし、令和の時代に突入した昨今、その流れにある変化が起こっています。
文部科学省は2023年11月*1に、一般入試ではないそれ以外(総合型や推薦型入試)の志願者数・入学者ともに4年連続で増加したと発表しました。
学力テストで知識を問うだけの一般入試ではなく、面接や小論文、時にはプレゼンテーション課題などさまざまな試験を組み合わせて受験者一人ひとりの人間性を丁寧に評価する選抜方法での入試方法がマジョリティ化してきているのです。

そのような時代において、中高生時代にどのような6年間を過ごせば良いのでしょうか。そして、どのような能力を大学側は学生たちに求めているのでしょうか。

大学の先生たちに、そのような時代の流れと背景をテーマにこの時代に求められる能力「全人教育」の必要性についてお話をお伺いしました。

第1回目は、広島三育学院高等学校OBで東海大学准教授押見大地先生*2にお話をお伺いしました。押見大地先生は「スポーツイベントが開催地域や人々にもたらすインパクトの検証」という研究をしており、「特に人々がどのような場面で感動するか」という点に焦点を当てた研究をしています。

東海大学 押見大地先生

総合型選抜利用者増加という時代背景

Q. 総合型・推薦選抜利用の入学者が5割を超えたというデータが出ています。この流れについてどう思われますか?

A. 今後、大学として8割近くを一般入試前に確保するという大学もあると聞きます。大学にそういう方針があるということで、おそらく他の大学もそうなってくると思います。その傾向は全体として今後加速するんじゃないかな。

Q. どのくらいからその流れを感じていますか?

A. ここ2、3年ですかね。受験者数が「2018年問題」*3(日本の18歳人口が2018 年ごろから減少し始め、大学進学者数も減少していく問題のこと)で、要は18歳人口が激減していくその一つのラインがあって。
聞いてはいたものの、いざ自分たちの大学が自分たちの入試願者数が減ったりしないと危機感を覚えない。実際ここ2、3年で入学者を確保するのが大変になってきて、いよいよやばいっていうのを感じ始めたのは本当にここ2、3年だと思います。

Q. 大学の先生もかなり危機感を感じているということですね。

A. 我々は衰退産業って思っています。マーケットはシュリンクしていく一方。だから、学生は確保しつつ、留学生とか社会人とかを取っていく勝負になっていく。(大学の)教員は常に危機感を持っています。

Q. 総合型や推薦入試では、一般入試と求められる能力が違うのかな、と思うのですが、なぜ一般ではなく推薦や総合型を増やしていく、という流れになっていると思いますか。

「多様な人材をとっていきたい。学力だけじゃない他の能力も重視する」というのは一つあると思います。
一般入試だとどうしても学力だけになるので、そこの共通認識はあります。どっちがフェアかって言われると難しいものはあると思いますが、学力だけじゃない、多様な面を取っていこうと。
特に、知識はもうパソコンで一度にすぐ出てくる時代だからこそ、その傾向は強まると思います。学力だけで測れない非認知能力、ですね。

Q. 感覚的にここ2,3年そういう流れになってきている、と言うと、そのような学生さんをすでにゼミなどで教えていらっしゃると思いますが、学生さんたちの能力はちょっとずつ変わってきていますか?

A. (勉強が)出来る子と出来ない子との二極化が進んでいる印象を持っています。学力だけで測れないのはもちろんですが、一方で学力も大事な能力。
学力と「学生生活をうまく送れるかどうか」みたいなことは、ある程度は相関関係があると思います。
「最低限の学力を担保しつつ、多様な学生を取りたい」みたいなのが大学側の本音なのかなって思います。

AIに「人を感動させること」はできるか。

Q. 少し押見先生の専門領域のお話を聞かせてください。
「感動を作り出す」という部分では今後、知識の部分をAIが取って変わっていくと思いますが、それでは生み出せないものがあるのかなと思います。
そのような分野を専門にされていて「感動を作り出す」には、今後どんな能力が求められると思いますか?

A. やっぱり、「AIに人を感動させること」というのは簡単ではないと思います。

Q. できないとまでは言わないけど簡単ではないってことですか。

A. できない、とまでは言わないです。
というのも、昔はAIには創作活動とかアートとかは無理だろうと言われていたけど、今年の芥川賞の受賞作家は5%をAIで書いているんですよね。創作活動で、例えば小説をAIに書かせたのを匿名で出したら(賞選抜に)通るということが増える。だからストーリーは多分AIも作れるようになってきている。
ですが、僕の専門領域で、例えばスポーツとかあるいはホスピタリティみたいな、「おもてなしの世界」という話になってくると、「AIに接客されて気持ちいいかどうか」という問題が出てくる。対「人」、になるとやっぱり人間のコミュニケーションとか温かみとか思いやりとか、そういう部分が多分すごく重要になると思います。人間にしかできない。そういう触れ合いみたいなのが、多分より強くなってくるのかなと思います。
だから、AIによって感動させられるかって言うと簡単ではない。
そこはもっと泥臭い、人対人の繋がりとか、触れ合いは残っていくんじゃないかと。
そういう意味で言うと人とのコミュニケーション能力とかっていうもの。「相手を不快にさせない」とか、「気を遣える」みたいな部分っていうのはベーシックなんだけど、結構大事なのかなというのは感じるところですね。

Q. その話を繋げると、入試の方法として、総合型や推薦が重視されてきて、そこがちゃんと測れるようになるというのは一つ大きな要素でしょうか。

A. 大きい。だけどちょっと問題があるとすると、非認知的な能力をスコア化するっていうのがなかなか難しい。もしそういう指標があって、三育って実はすごいスコアが高い、と証明できると分かりやすいと思います。
理想はそういったスコアと推薦入学の合格率に相関が見られることです。数値化やお墨付きを得る努力は必要だと思います。

Q. 同窓生や三育を知っている方はそういう部分を原体験として持っていらっしゃる方が多いのかなと思います。個人的な感覚でいいんですが、押見先生が「寮生活に期待すること」はどういった部分がありますか?

A. さっき言ったような「コミュニケーション」が一つあると思います。
これだけ情報がすぐ得られて便利な世の中で、わざわざ不便を体験すること。あのような環境に置かれるというのは逆に価値があると思います。
つまり、不便だと人間は何をするかっていうと、創意工夫をしないと面白くならないし、人と違うことをしないと何か生まれない。その創作意欲というか、自分で何かクリエイティブに作っていくみたいなこと。そういう感覚が刺激される経験をお金で買うというところに価値があるのかなと思います。
中学生から親元をパッと離れて自分でいろいろやっていかないといけない。先輩もいるけど、自分で何かをしていく、切り開いていく。そういう力が磨かれる場所なのかなという気はします。

Q. そういった能力とかはまだスコア化されてない、なかなか見える化することは難しいかなと思いますが、今のこの社会にとって必要な能力、必要になってくるというのは間違いないですか?

A. 今、AIがいろんな仕事を人間に代替するようになるって言われているけど、結局意思決定するのは人間です。
秘書としてAIがいて、最後の意思決定するのは人間。その人間が意思決定するときには、一人だけでなくそれ以外のネットワークを使って、「これどうかな」とかっていうと、どうしても人との繋がりが必要になってきます。
ビジネスの世界では尚更もっと必要。
さらに、それをスケールしていくときにも自分一人じゃなくていろんな協力者、ステークホルダーと一緒にやっていくっていうのは、何の活動によっても一緒だと思う。
そういう意味でベースとなる人とのコミュニケーション能力とか、共感力とかを養える、養うという意味ではすごく大事なんだろうなと思っています。

「本当にこれって正しいんだっけ」という「前提を疑い」「問いを立てる」こと。

Q. 「知識」の部分を両立していく、というのは理想として大事なのかなと思うのですが、高校3年間もしくは中学合わせて6年間。どんな時間を過ごせると次に繋がっていくと思いますか?

A. 受験生や大学に入ってくる学生を見ていて面白くないなと思うのは「言われたことしかやらない。常に受け身で答えを待っている」という学生。
さっき言ったように、もう答えだけを知ろうと思ったらいくらでも自分一人で見られる時代です。
「問いを立てる」とか「前提を疑う」
そういう能力を持っている子が面白い人材になると思います。
だから中高寮生活でそういうちょっと特殊な環境にいる、という環境をうまく活かしながら「本当にこれって正しいんだっけ」みたいなことを、問いを立てつつ、それを仲間と一緒に協働しながら考えて。
考えるだけでなく、今やっているソアン*4(ソーシャルアントレプレナープロジェクト)みたいなことを実践して。それ本当に良かったのかっていうのを検証して。じゃあ次こうしたらいいかもね、というサイクルをひたすら繰り返す。
座学とともにそういう経験を積んできた学生は強いんじゃないかと思います。

Q.今、大学生を見ていらっしゃる中で、大学生が「こういうことをやった時にすごいなんか輝いている」という場面はありますか?

A. うちの学科はスポーツレジャーマネジメント学科なんですけど、スポーツとかレジャーを人に提供してどうするかっていうのがベースにある学科です。
今やっている活動の一つとしては、大学の体育館を使ってホームゲームを企画する。それは大学の公式戦の試合を使ってやるので、お客さんはお金を払って来ます。その演出とかを学生がやる。
東海大学はバスケ部が強いので、2日で3,000人くらい入るイベントになっています。それを学生が企画したり、実施したりしています。そういう実習は喜ぶ学生がいますね。
また、僕がやっているのは、ゼミで経営学の本をみんなで読みながらディスカッションするということ。昔からやっている輪読みたいなもので、輪読してみんなで意見を言い合います。実習で喜ぶ学生もいるけど、こういう思考ゲームとか、考えてみんなでディスカッションするということが好きな学生もいます。
理想は、僕は黙っていて、学生が勝手にわーっと喋っているという空間ですね。うまくいっている学年はコーディネーターも自分でやって、もう勝手にわーわー喋っています。
いろいろなパターンがありますね。

Q. ディスカッションするというのも、学生が持っている元々の能力とか元々の知識とかも問われる気がします。

A. でも、やっぱり知識じゃないんですよね。
喋ってもいいっていう空気を作れるか。
自分の体験と学んだ経営理論を結合させて喋ればいいだけなので。そこはクセというか。喋ってもいい、そういう雰囲気をセッティングしてあげればみんな結構喋ります。
でも、日本の教育って、一方通路の授業をしてきましたよね。
今はだいぶ変わってきているけど、正解を待つみたいな。それだとやっぱりディスカッションできません。
そこはちょっとマインドセット変えてあげないと。ちょっとだけ変えてあげるとみんなはわーって始まります。その辺は教員次第かなと思います。

Q. それは社会に出ると、今度はそれを求められますよね。自分の意見が言えたり、プロジェクトに対してちゃんと発言できたり。ちゃんと社会で必要な能力がちゃんと教育のところでも必要になってきているということでしょうか。

A. 社会に出た時も、結局日本の中ではいいけど、海外に出ていって海外の企業とセッションするとかとなると、どうしても日本人はいい意味でも悪い意味でも周囲と比べると大人しい。発言をしない、遠慮する。それってマイナスでしかない。
ヨーロッパ、今はアジアでも、ガンガン喋るカルチャー。ただ座っているだけだったら「いる意味ない」。そういう風に思われてしまいます。なんでもいいから喋る。その辺、日本人は慣れてないと思いますね。

Q. これは教員側へのメッセージでもあるかなとすごく感じます。どれだけ聞いてあげて、そういう空気を作ってあげられるか。
今度は、それを例えば高校生たちだったら高校生たちだけのグループでちゃんとそれが作れるような雰囲気ができたり、そこまでいけるとすごいいいなと思います。

A. もう教員はモチベーターでいいだろうと。大学の教員も。
絶対Chat GPTの方が知っている。我々は、知識を教えるっていうよりも、むしろ学生のモチベーションコントロールとか、動機づけをするっていう役割にシフトしていったほうがいいんじゃないかなと思います。

社会課題に取り組む、ということが必然的に求められる時代に

Q. 今、広島三育学院学院で取り組んでいることの大きなものの一つに「社会貢献活動」があります。
中学生たち、高校生たちに社会貢献をしてもらうという体験をしてもらいたい。
押見先生の専門分野でも、社会に対して貢献、課題を解決する、という面があると思いますが、そういう経験を中学生高校生年代ですることの意義はあると思いますか?

A. 今の社会とか時代って、いわゆる昔の経済一辺倒でお金さえ稼げばなんとでもなるという時代はもう終わっています。経済、社会、環境を全部見ないといけないっていうのが当たり前の世界になってきている。
その中で大事なのは、お金を稼げばいいだけというマインドセットではなくて、社会とか環境に配慮することも大事。それを当たり前のように発言できて、恥ずかしくないような社会になっていきます。
もうすでになり始めているし、だから中高の多感な時期にそれを当たり前にやろうって教えられるとか、あるいは実践しているというのは本当に時代に即した経験であり、教育なんだろうなと思います。
大いにやったほうがいい。

Q. 社会課題に直面した時に、自分が何をもってその社会に貢献できるか。課題解決できるか。そのことを探せるということは、「問いを立てる」というところにつながるのかなと思いました。

A. 「疑問を持つ」「前提を疑う」
新しい物事を作るというイノベーションにおいては、「問いを立てる」という能力から始まります。それはアカデミックで言われてる話なので、根本はそこなんだろうな、と。
その後に、スキルとかマーケティングとか経営戦略がついてくる。
最初の「気づき」とか「前提を疑える能力」みたいなことの方がやっぱり大事です。スキルだけあって問いを立てる能力がないと、「ちょっと効率よく回そう」くらいしかできない。
グローバルリーダーとか、もっと先をいくんだったら、スキルだけでは難しくなってきていますよね。

Q. ちょっとパーソナルな話になってしまうかもしれないですけど、なぜ押見先生は「スポーツ」だったんですか?

A. それはもう、寮生活でスポーツしかしてなかったから(笑)。
ただ、運動しかしてなかったけど、そこからアプローチを変えました。
例えば、僕も中高の教員免許持っているし、大学の頃はトレーナーもやっていました。
でも、どっちもちょっと違うかなと。
僕の場合は、もうちょっと枠組みとかを変えたいと感じました。
トレーナーは、どうしてもミクロな話になります。そうではなく、もうちょっとシステムを変えるとか、仕組みを変える方が楽しそうだな、っていうので、マネジメントとかマーケティングの方に行きました。でも、切り口はスポーツに。

Q. 今振り返って、そのスポーツをやっていた時代はやっぱり自分の原点ですか?

A. もちろん。
広島三育は公式戦に出られません。メリットとデメリットはもちろんあって、メリットは誰にも強制されずただ好きなことをやっていたということ。あれは幸せだったな、と。
勝利至上主義ではないし、強制されてない。あのフリーダムさは良さだったと思います。

Q. 自分の好きとか、自分がやっていたことということが、社会に貢献できる切り口になる、ということに気付ける人材として輩出できるといいなと、現場では願っています。

A. 切り口は何でも良くて、好きなことから入ればいい。
さっき言ったように文脈とかは人それぞれで、スキルは後で見つけられる。その手前のマインドセットをどう作るか。そこじゃないですかね。

Q. これで社会に貢献できるんだ、という気付きですよね。

A. そう。それが実体験として肌感覚として残るということ。
僕もADRAで(海外ボランティアに)行ったのは結構大事だったなっていう気はします。僕は当時マレーシアに行って、サソリとかが出る環境で活動したことをすごくよく覚えています(笑)。ああいう原体験はどこか頭の中の隅に残っていて「グローバルにも活躍したい」という気も残ります。ああいうのはやっぱり大事ですよね。
ADRAだけじゃなくても、社会と接点を持ちながら自分たちがやったことで、「地域の人が喜んでくれたな」という体験が2〜3個あるだけでも全然違うのかなと思います。
今は「地域、地域」で、いろんな文脈で「地域創生」って言われています。それを最前線でやるということはとても良いことですよね。

Q. 小中学生の保護者とかでこれからお子さんを中学校・高校に送り出そうとしている方に対して、「こういう経験を中高生時代にしてほしい」というようメッセージをお願いできますか。

A. 自分もまさにその世代です(笑)。これまで話した通り、「問いを持つ」「疑問を持つ」ということ。常に疑問を持ってそれが正しいのかどうかということを自分で考えつつ、人と話す。先生と話す。ということをいかにできるか。そういう環境にいられるか、ということがすごく大事かなと思う。
だから、今時はもう少なくなってきていると思うけど、一方通行で教えるような、偏差値だけを上げるみたいな。そういう環境には行かない方がいいとは思います。
「自分の好き」みたいなものは自分が勝手に持っているもの。「自分の好き」×「社会との接点」みたいなことを考えられる。そんな環境にどっぷり浸かれるみたいなところはいいなと思います。
例えば、「神山まるごと高専」*5。ここも寮生活で、切り口は多分「IT」ですよね。「テクノロジーで社会を変革する」っていうコンセプトだと思います。やっぱり「社会にどういう価値をもたらすか」という中で、カリキュラムとして「スキル」の部分でプログラミングなどを含めて教えています。さらにアントレプレナーシップ教育も入っていると。
いかに社会に変革を起こしていくか社会課題を解決するか、ということに向いていることがベースにあります。そういう目的意識とか意義を持ってカリキュラムを組んでいるような学校に親としては入れたいと思います。

取材日:2024年2月14日
聞き手:広島三育学院 山口大輝

【参考文献】
*1 「令和5年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」(2023・文部科学省)https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1414952_00005.htm
*2 「東海大学 教員・研究者ガイド 押見大地」https://www.u-tokai.ac.jp/facultyguide/faculty/4266/
*3 「いよいよ到来する大学の「2018年問題」とは」(2018・ベネッセ教育情報)https://benesse.jp/kyouiku/201802/20180214-1.html
*4 「新プロジェクト始動!"笑顔で奉仕" ソアンプロジェクト!」(2023・広島三育学院|広報のへや)https://hsg-edu.note.jp/n/n4579607ee03e
*5 「神山まるごと高専」HP https://kamiyama.ac.jp/